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トノのポップス分析講座#3 宇多田ヒカル

ネオンスタッフのトノことsakairyoが、ベーシストのさいとーくんと組んでお届けしているポップス分析講座の第三回が開催されました。

 

お題は宇多田ヒカルの『DISTANSE』。セカンドアルバム収録の名曲です。

 

リリースは2001年ということで20年以上前の曲ですが、そんな名曲に分析のメスを入れることによって、新しい気づきを得るとともに音楽体験がリフレッシュされる。

 

それがこの講座の狙いです(実は)。

 

 

今回特に触れたかったのはサビの歌い出しが9thになっているということ。

 

なのですがそのことに触れるためにはコード進行の解説が必要。

 

ということで、今回さいとーくんがポピュラー理論の楽典資料を用意してくれたので、スケール、ダイアトニックコード、ディグリー、そしてケーデンスと順番に解説。そのうえで話題はメロディへ。

 

この楽曲のメロディは次のコードの構成音を先取りしており、それが小節をまたいだリズム(節回し)につながっています。ここがグルーヴを生み出すポイントではないかという指摘ができました。

 

そしてその話の流れでサビの歌い出しが9thになっていること(これも次のコードの構成音の先取り)に触れることができました。めでたしめでたし。

 

なのですが、今後はもっとポイントを絞って解説したいなーと思いました。

 

いや、絞れているんですが、わかりやすいトピック、例えば転調にフォーカスするのは面白そうです。

 

実際、転調の話題になった時その場で『うまぴょい伝説』など何曲か聴いて盛り上がりました。

 

聴講の方が転調に関連してピックアップした曲(何曲か)を何周かに渡って解説していくなども面白そうですね。

 

アイデアを練りますので少し間が開くかもしれませんが、今後にご期待ください。